インタビュアー
参加者
●藤本塗装さま・・・・・・・・藤本(沙)さん・浜さん
●みんなのえんにち・・・・・・ボンちゃん・すずちゃん
ボン：型にとらわれない取材形式で楽しく交流しましょう！
井澤：声が不自由でお聞き苦しい所もありますが、よろしくお願いいたします。
一同：よろしくお願いします！
井澤：藤本塗装さんのお仕事は、どんなことをしているのですか？
藤本：私たちはもともとビル・橋・鉄塔などの大型建造物の塗装をメインでしていました。
この「HOMIES」という屋号の方では、一般の戸建て住宅のお客さまに塗装工事を提供してます。
建築物は全て「塗れる」会社です（笑）
井澤：藤本塗装さんで力を入れていることはありますか？
藤本：塗装工事は頻繁に行うことがないので、ご依頼された戸建てのお客さまは不安を抱えておられることが多いと思います。そこで、その不安をなくすためのいろんな取組みやサービスを通して、安心して塗装工事を任せて頂けるようにしています。
井澤：なるほど…(緊張しているのかちょっと沈黙)
一同：笑
玉垣：例えばどんな取組みですか？
藤本：塗装工事って工程が多いんです。下塗り、中塗り、上塗りとかですね。そして「見えない工程」が多いので、それをどうやって「見える化」するか。ひとつは、ホームページに日記形式で「今日の作業内容」を公開する。もうひとつは、職人とお客さまとで毎日「交換日記」をしていただき、コミュニケーションを取るツールとして取り入れています。最後に報告書として全ての工程をまとめたものをお客さまにお渡しして「見える化」に努めています。
井澤：屋根や外壁も塗られるのですか？
藤本：はい、そうですね。
井澤：外壁もいろいろあるでしょう？サイディングとかモルタルとか。
藤本：はい、お詳しいですね！(笑)
井澤：大変ではないですか？
藤本：おっしゃる通り、下地が違えば塗り方も変わってきます。そういった技術的な面の教育もしています。
井澤：塗装して、どれくらい持つものなんでしょうか？
藤本：そうですね、塗料や施工内容によってもそうですし、最近は品質や管理体制も向上しているので、良いものであれば20年は持ちますね。その分ちょっと高いですが(笑)。
井澤：塗装の仕事での面白さを教えてください。
藤本：僕たちの商品は半製品と言われているんですけど、塗料があって、職人の手で塗って完成します。品質が担保されていない状態で工事に入るんです。
管理する会社や職人によって品質が全く違ってくるんですよ。
なので、どう品質を上げていくか日々努力していますし、品質が担保されていない商品を売ることの難しさが、面白いところなのかなと思います。
井澤：色合わせとか、いろいろありますね。難しいですか？
藤本：色を決めていく工程が一番盛り上がりますよ。シュミレーションを用意してお客さまの家の写真をもとに色を当てていきます。一番楽しい時間です！
玉垣：小さい所と大きい所で色を見ると全然違いますよね。
藤本：そうなんですよ。難しいところではあります。
井澤：仕事で大変なところ、ご苦労されるところは？
藤本：大変なことしかないですね(笑)。
一同：笑
藤本：先ほどの話と通じることですが、どうしても質が担保されていない分、質を高めていくための職人さんの技術面の向上、それを管理していくことも大変です。あとは特に戸建てのお客さまに対してのマナー面の指導もです。
旧態依然の職人さんと今の職人さんとでは、格段にマナーが良くなりイメージアップしていますが、指導は必要です。
井澤：昔の職人さんは、頑固で一徹で。
藤本：そうですね、今は全然違いますね。
井澤：良いことですね(笑)。
井澤：西区の魅力は何だと思いますか？
藤本：僕は西区にずっと居たので、逆に西区出身でない方に聞いてみたいですね。
玉垣：パンフレットの裏表紙の地図を見て、改めて西区って広いんだな、と思いました。
藤本(沙)：私は熊本市外の出身で、西区はとても遠いイメージでした。西区に住んで初めて市場に行って、道を通って良かったんだ！と知りました(笑)。年末の朝市も良いですね。
ボン：どこにでもないからね、市場は。
浜：私も市場は通っちゃいけないと思っていました(笑)。初めて西区に来たときは都会だと思いました！
玉垣：街から近いし、便利ですよね。大店舗も出来て。ただ昔ながらのお店が減って、町が変わっていっているのが寂しいような気もします。
井澤：僕のイメージで言うと、西区は港ですね。
一同：ああ！ 港と市場と…独鈷山、金峰山。海も山もありますね。海苔、みかん…
藤本：独鈷山は落ち込んだ時に夜景を見ながらぼーっとしに行きます。あとは高橋稲荷神社…
すず：私は小島に向かって帰る時の夕日がめちゃくちゃ綺麗で大好き！雲仙も見えるよ！
ボン：僕は先日スタンプラリーで歩いた時に見た山と広い空に感動したよ！住んでいるみんなには見慣れた風景かもしれないけど、西区の景色は本当に良いんだよ。
藤本：ずっといると逆にその良さが分からなくなりますよね。
ボン：もうね、贅沢だよ！
すず：癒されるよね。小島方面まで行くと星も綺麗に見えるよ。
井澤：山も海も田んぼも街も、何でもありますね。
玉垣：色々あって便利で、でも自然もあって。お得な感じがします(笑)。ただ私は開発一方でなく「このまま」を残して、ちいきあるきで良さを発掘していくのが楽しみです。
ボン：知らないことがたくさんあるね。今度みんなで一緒に歩こうよ！
藤本：そうですね、知らないことだらけだと思うので、歩きたいですね！
井澤：仕事を通じて西区に貢献したいことはありますか？
藤本：僕たちが貢献できることと言えば、「建物を守ること」が仕事なので、西区の建物の維持を通じて美観・景観を守ることが貢献に繋がるのかな、と思います。
井澤：空家はどうにかなりませんか？
藤本：空家は、難しいんですよね…
ボン：スタンプポイントのcafe le cielさんはリノベーションで、藤本塗装さんが手がけたそうだけど、最初は納屋だったのかな？
藤本：もともとは倉庫だったところを店舗にするということで、大工さんを少し入れながら、内部・外部の全塗装をしました。僕たちは建物を生まれ変わらせることが出来るので、空家をはじめお困りの建物の活用方法として、機会をいただければお手伝いしたいです。
玉垣：塗装って「守る」ことなのですね。見栄えの方に目が行きがちでしたが。
藤本：そうですね、もちろんみなさん綺麗にしたいと思われるでしょうが、塗装の本来の目的は「建物の保護」です。付加価値で、色のバリエーションなどで綺麗になるという感じです。
玉垣：リノベーションで塗装をするということは、建物を長生きさせることになるのですね。
井澤：塗装頑張ってください！
藤本：がんばります！
一同：笑
井澤：西区にお住まいの方にメッセージをお願いします。
藤本：衣食住の「住」を担っているので、建物に不安がある方はぜひご相談ください。西区のおうちは守ります‼︎
一同：おおー！(拍手)
ボン：家を守る勉強会を、高橋稲荷神社の参集殿でしてみても良いかもね！
藤本：そうですね！
ボン：では逆に藤本塗装さんから、すずらんへ質問はあるかな？
藤本：どんなお仕事をされていますか？
井澤：丸織りと言って毛糸を編んでブローチにしたり、絵を描いて缶バッジにしたり、頑張っています。
玉垣：(井澤さんの絵を見せる)優しい絵を描かれます。
一同：かわいいですね～
井澤：色々作っております！
すず：オリジナル商品のほかに、企業さんからの委託の仕事もあるよ！フルーツキャップやシール貼り、封筒入れとか、ある程度ルーティン化した仕事を請け負っているよ！
ボン：もし何かすずらんさんにお任せしたい仕事があれば、この取材と同じように障がいのある方へのお給料になるので、検討してみてね。
藤本：そうですね！
すず：小ロットからのお仕事から受け付けているし、今はパソコン入力も頑張っているから、よろしくお願いします！
ボン：では、時間になったから、今日の取材は終了するね。ありがとうございました！
一同：ありがとうございました！
